【イベントレポート】萬駄屋(よろずだや) + Cicceno Citta(チッチェーノ・チッタ) @CO-NIWAたまプラーザ(2022/12/3開催)
みなさんこんにちは!
たまプラーザをフィールドとして研究活動を行っている東京都市大学都市生活学部都市イノベーション研究室の山﨑と植田です。私たちはたまプラーザの地域交流イベントに参加しながら、イベントの企画や調査を行っています。
そこで今回は、研究の一環として2022年12月3日(土曜日)にたまプラーザのCO-NIWAで行われたイベントに参加させていただきました。
前回の様子はこちら
https://tamaplazaam.com/archives/972
このイベントはスパイアップ編集部による移動販売型ローカルメディア「萬駄屋(よろずだや)」とキッズタウン「Cicceno Citta(チッチェーノ・チッタ)の」コラボマルシェになっており、「こどもたちが社長となって商いをする」というのが特徴で、商いを通して、地域とのつながりや、経済の仕組みを学ぶ機会をつくっています。
本イベントは、スパイアップ編集部主催の、一般社団法人ドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツ協力のもとの開催になります。
それでは実際に商いをしている子ども社長の方に取材をさせていただいたのでご紹介していきたいと思います。
<こども出店者>
ゆったりレッサーパンダ〈小学2年 1名〉: 髪飾り、福引など
今回はチッチェーノ・チッタとしては初めての試み!萬駄屋のキッチンカーで子ども社長が飲食提供を行っています。
<本番の様子>
開始時間から少し経つと、子どもからその保護者の方がお店に集まり、さっそく商品を買っていき、中には学校の先生もいらっしゃいました。学校でこのイベントのチラシを見た方も多く、関心を持って訪れる子も多いそうです。
カフェ・ド・チッチェーノにも行列ができ大忙しのようで大変人気でした。全体を通してベテランの社長と思わせるような、素晴らしい商いでした。
<参加を終えて>
参加を終え、出店していた社長さん達にインタビューをしてきました!
できるできないを考えずに「やりたい」が思い浮かぶ子どもだからこそ会議のなかで次々と案がでてきた。予想以上に混雑したため、思っていたより手こずってしまったからもっとスムーズに動けると良いなと感じた。(カフェ・ド・チッチェーノ 中学1年、小学5年)
今回初めての出店で、他のお店の装飾に驚いた。不安が大きかったけど少しずつ売れて、最後にはほとんど売る事が出来た。次回はお店の装飾をこだわって、自作の商品を増やしたい。(小学5年)
今回三回目の参加で、沢山売れた。次回はペアルックの商品や、商品のバリュエーションを増やして親子で買えるような商品を作りたい。(小学5年)
どのお店も沢山の商品が売れていましたが、それでもまだ改善点を挙げてくださった社長さんたちはとても意識が高く驚きました。
次回の展示も参加を考えているようなので、次の出店が楽しみです!
<取材を終えて>
今回取材をさせていただき、出店を終えて最後には完売しているお店もあり、出店したすべての出店者の人から次も出たいと前向きな感想を頂きました。
このイベントに向けどのお店も一か月以上の準備期間を設けながら、学校帰りや空いた時間に商品開発を行っており、当日のオペレーションから利益の収支をまとめるに至るまで、全て子ども達だけで行っているという、お店を出すまでのプロセスにも注目です。
出店している子どもたちを見ると、小学生や中学生!?と感じさせるような頼もしさや輝き。その姿勢をみて、自身も子ども時代にこのような体験をしたかったなと思うようなイベントとなっており、とても感動的でした。
また、このイベントは子ども社長の自由な発想とそれを見守る地域の大人の見守り、サポートあってこそのものでもあり、子どもを中心に大人もともにイベントをつくり上げていて、人と人との繋がりはまちづくりにおいて大事であると改めて感じました。
みなさんも子どもたちの輝きを身近に感じませんか?
是非次回のイベントにお越しください!
(東京都市大学 都市生活学部 都市イノベーション研究室 山﨑 植田 )