【イベントレポート】おやこで楽しむ プロレスラーのおはなし会(2021/6/12開催)

こんにちは。東京都市大学、都市イノベーション研究室の宮崎、遠藤です。
 私たちは授業や研究室の活動の中で、都市開発、地域コミュニティなど、まちづくりについてあらゆる分野を勉強しています。「たまプラーザ」も、私たちが現在研究しているまちの一つです。私たちの研究室ではこれまで、事務局や住民の方と一緒にドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツのホームページやロゴマーク作成に取り組んできました。

 そして今回は、ドレッセWISEたまプラーザにある「コミュニティ・コア」という場所で行われた、記念すべき第一回目の「おやこで楽しむ プロレスラーのおはなし会」を取材させて頂きました。
  このイベントは地域団体であるプロボノ集団/スパイスアップ編集部と(一社)ドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツの共催で行われたものです。コロナ禍でありつつも、感染症対策をしっかりと、小規模で行われました。

「本の読み聞かせ」ということは、読み手がいなくては始まりません。どんな方が来るのかと、子どもたちもワクワクです。そして、そこに現れたのは。
「シャーーーッ!!!」

彼は「ブラックめんそーれ」さん。全日本プロレス所属のプロレスラーの方です。しかし、普段見慣れない格好に、子どもも大人も、みんなでびっくり。

 すると、ブラックめんそーれさんは語り出します。
「僕はこんな格好だから、ともだちがいないんです。だから、今日はみんなに『ともだち』になって欲しいんです!」
 子どもたちはキョトン、としながらも、頷いてくれている様子。
 ブラックめんそーれさんは、みんなにともだちになってもらうため、三冊の本を読み聞かせてくれました。
 本は青葉区にある横浜市山内図書館の方がセレクトしてくださった本です。
「よかったね、ネッドくん」
「めっきら もっきら どおんどん」
「おまえ、うまそうだな」
 どのお話にも、ブラックめんそーれさんの温かくも大きな声が乗り、本を読む一つひとつの言葉が心に響いてきました。
 夢中でお話を聞く子どもたち、思わず涙してしまう大人の方もいらっしゃいました。


読み聞かせの後、参加者の方に感想を伺いました。
親御さんたちからは
「普段は読み聞かせを聞く機会がないから、プロレスラーの方から読み聞かせを聞くことができてよかった」
「声が大きくて迫力があって、引き込まれるような読み方だった」と好評でした。
子どもたちは
「面白かった!」
「沢山練習してたのが分かったから良かった!」 
と言ってブラックめんそーれさんの方に走っていきました。

たまプラーザ商店会提供のお菓子とグローバルキッズ美しが丘保育園の保育士さん手作りのメダル、山内図書館からのリーフレットがおみやげ


私たちも実際にブラックめんそーれさんとお話しましたがとても優しく、今回の参加のきっかけをこの様に語ってくださいました。
「美しが丘に全日本プロレスの道場が設立されて30年くらい経ちますが、地域の皆さまにあまり知られていません。その為、もっと身近に感じていただけるようになにかできることはないかと考えたのがきっかけです。」
この思いに呼応して実現した第一回目のおはなし会イベント。
山内図書館の方々のほか、参加賞のメダル作成のグローバルキッズ美しが丘保育園やお菓子提供のたまプラーザ商店会、チラシ作成の日体大の学生の方、当日サポートのキッズベースキャンプなど沢山の協力があったとのこと。
小さなおはなし会、けれど、たくさんの笑顔あふれる、素敵な会になりました。

(東京都市大学 都市イノベーション研究室  宮崎愛結 遠藤歩未)

たまプラーザのエリマネ活動

一般社団法人ドレッセWISEたまプラーザエリアマネジメンツは、CO-NIWAたまプラーザを拠点に、エリアマネジメント活動を展開する非営利型一般社団法人です。地域課題の解決やにぎわい創出に取り組んでいます。